ホテルうかい壁画制作

ホテルうかい壁画,鵜

油性マッキーで壁画制作

山梨県ホテルうかいのロビー壁画を描かせていただきました。
ホテル名の由来でもある「鵜飼い」の鵜です。
当初、「なんでも描いていい」とのことで、ホテルに到着するまでぼんやりとイメージを抱えていたのですが
ホテルの中に置かれていた「鵜」の置物を観た時に「これだ!」と思い、すぐさま描き起こしました。

ホテルうかい壁画

全体が大きいので、最初は「あたり」を取った後、細部を書き込みます。
 鉛筆で下書きをしてしまうと、汚れが目立ってしまうので、下絵なしのほぼ一発書きです。(かなりの冒険でした。)
細部を描いては遠くから離れて全体の見直し、再び細部を描き込むという作業を繰り返します。
よく「壁画制作は難しそう」と尋ねられるのは、全体的な構図の狂いが原因ではないかと思うのですが、
離れて見る作業を怠らなければ、壁画制作は思うほど難儀ではありません。

ホテルうかい壁画

壁と油性ペンの相性がよく、いい具合に「かすれ味」が出ました。ちょっとした具合の違いで絵の全体の仕上がりが一変します。表情も凛々しく、目に心が宿るように心がけました。特に壁画は「描き直し」が許されない世界なので、絵の中でも特に細心の注意をはらう箇所です。

ホテルうかい壁画

線画部分完了後、背景にアクリル絵の具で陽の光を描き込み、完成です。
黒い単色の線画に差し色を足してあげると、より一層細密画は際立つのかなと、個人的に思っております。

ホテルうかい壁画

全部で油性マッキー14本の消費。インクがなくなるよりも、筆圧によってペン先が削れ潰れて使えなくなってしまいます。小学生の頃から親しんだペンとはいえ、一度に大量に使うとより一層親しみが湧きます。笑

仕上がりの味も良く、描く過程も楽しかったので、油性マッキーで壁画シリーズは今後も続けていきたいなぁと思っています。